パフューム〈Parfum〉 ☆☆☆☆☆☆☆☆★★ 8.5

プレイ人数:2~4人
プレイ時間:45分
対象年齢 :8歳以上
作者 :マルコ・ロスコウスキー〈Marco Ruskowski〉
マルセル・ハッセルベック〈Marcel Süßelbeck〉
備考 :ドイツのゲーム
調香師となって様々な香りの香水を客に売ってお金を稼ぐゲーム
各自ラウンド毎に起床時間を選ぶ
起きる時間が早ければ客に率先して香水を売ることができるが、
仕事効率が悪くなり香水の生産量が落ちてしまう
逆に起きる時間が遅ければ立ち寄る客数は減るものの、
それだけ濃密な仕事をこなすことができる
このゲームの鍵を握るのはフレーバーダイス
5種類(5色)の香り毎に分けられた6面ダイスにはフレスコの面とハエの面が存在する
プレイヤーは起床時間に応じて複数のダイスを振ったり、湧水タイルを得ることができる
この時、好きな組み合わせ(同色は3つまで)でダイスを振ることができ、
フレスコの目が出たダイスは色に対応した材料を生み出す
また湧水タイルがあればダイスの振り直しや出目操作など保険をかけることも可能
そして、その材料を使えば香水タイルを獲得することができる
香水タイルは瓶の蓋部分、中央部分、底部分を表す3種類がランダムに並べられており、
蓋&底の2枚で小さい香水瓶、もしくは蓋&中央&底の3枚で大きい香水瓶が出来上がる
小さい香水瓶は簡単に作ることができるが少量で2人の客にしか売ることができず、
大きい香水瓶は作るのに労力がかかるが大量で3人の客に売ることができる
ゲーム毎にランダムの順番で登場する客は、それぞれ欲しい香りが違っており、
香水は作るのに使用した材料で香りが決まってくるため、
ボードに並んだ客層を見て、どの香りの香水を作るべきかを考えていく
また、他のプレイヤーが今どんな香水を作っているかが見えるため、
他人と被らない香水を目指したり、先に売るために早く起きるといった駆け引きがある
この過程(ラウンド)を繰り返し、最終的に最もお金を稼いだプレイヤーが勝利する
とてもシンプルで軽いプレイ感のルールながら、
充実したコンポーネントを使った本格ボードゲーム
ダイスもフレスコ面とハエ面が3:3もしくは4:2と運要素が強すぎないところも良い
落ち着いたデザインで優雅な雰囲気を楽しめる作品です
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