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電力会社

電力会社〈Power Grid〉 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆★ 9.5

電力会社 完全日本語版電力会社 完全日本語版
(2010/09/04)
アークライト

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プレイ人数:2~6人
プレイ時間:120分
対象年齢 :12歳以上
作者   :フリードマン・フリーゼ〈Friedemann Friese〉
備考   :ドイツのゲーム
      2004年国際ゲーマーズ賞 ノミネート
      2004年トリックトラック賞 ノミネート
      2004年ミープルチョイス賞 2位
      2005年ドイツゲーム大賞 推薦リスト
      2007年ポーランドゲーム大賞 1位
      2008年チェコゲーム大賞 ノミネート
      2009年スペインゲーム大賞 ノミネート
      2010年金のルド賞(ベルギー) ノミネート
      2010年オランダゲーム大賞 1位


ドイツゲーム大賞こそ取ってはいないものの

BGGにて10位以内の評価を維持する名作中の名作

プレイ時間さえ短ければ各賞を総ナメにしていたのではないでしょうか

発電所を作り都市への発電網を広げていくゲーム

発電所を購入し、発電するために必要な資源を購入し

発電した電気を供給する都市を購入します

そして発電することで得た収入でどんどん勢力を拡大させていきます

発電所は48種類もあり発電所選びもこのゲームの醍醐味の一つ

発電所によって発電に必要な資源が異なり(石炭、石油、燃やせるゴミ、ウランの4種)

プレイヤーが必要とする資源が被ると資源の価格が高騰するという現実的なシステム

カタンのように建設と見返りを繰り返す発展系のゲームですが

都市を多く建てている人ほどターンが後回しになるという帳尻合わせが

完璧なゲームバランスとプレイヤー同士の駆け引きを生み出しています

発電所購入も他人が買おうとした発電所に価格を上乗せすることで購入権を得るという

他のゲームにないオークションシステムも見ものです

プレイ時間が2時間程度かかりますが

実際やってみると発展させるのに夢中で気が付いたら過ぎているという印象でした

この手の重厚系ゲームで6人までできるというのもかなり珍しいでしょう

もし時間が充分にある時なら選んで間違いないゲームです
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電力会社ルール概要

電力会社のルール概要

ルール概要とプレイ記を両方書くと長くなるので大まかな説明のみ

まずプレイヤーは50エレクトロ(紙幣の単位)を受け取りゲームスタート

電力会社10

ボードはこんな感じ、けっこう大きいです

これがドイツマップで裏面がアメリカマップになっています
(ゲームを始める前にどちらか選択します)

電力会社2

まずプレイヤーは発電所カード(以下、発電所)を1枚購入できます

このように8つの発電所が常に並びますが、購入できるのは上段の4枚のみ

下段の4枚は次に購入できるようになる発電所を表しています

価格はカード左上の数字を最低価格として購入するプレイヤーが任意で決定します

そして時計周りに次のプレイヤーがそれより高い価格を宣言すると、次のプレイヤーにその発電所の購入権が移ります

このようにオークション形式で最も高い値を宣言した人がその発電所を購入します

もちろんオークションで負けても残った発電所から1人1枚は購入できます
(発電所を買わないという選択肢もあり)

初めてプレイする方はとりあえず最低価格で買っておけばいいでしょう

購入した発電所は自分の前に置きます(所持できるのは最大3枚まで)

4枚目の発電所を購入する場合、1枚捨てます

電力会社3

次に発電に必要な資源を資源市場表から購入します

資源は石炭(茶色)、石油(黒)、もやせるゴミ(黄色)、ウラン(赤色)

資源の価格は資源市場表に書かれた数字(コインマーク)で決まりますが、右にいくほど価格が上がっているのがわかります

プレイヤーは左側に置いている資源から順に購入するため、同じ資源でも後に買う人ほど価格が高騰するのです

電力会社4

購入した資源は先ほど購入した発電所の上に置きます

プレイヤーは自分が持つ発電所に描かれた資源のみを、描かれている資源マークの数×2まで所持することができます
(これは石油マークなので、石油を6つまで所持できます)

また、この資源マークの横に書かれた家マークの数字は、その資源を消費して発電可能な都市の数を表しています
(この場合、石油を3つ消費して2都市まで発電可能であることを表しています)

電力会社5

次に電力を供給する都市を建設します

このように地名の書いているところにお金があれば何軒でも建てることができます
(都市は1つ10エレクトロ)

ただし2軒目以降は既に建てている都市から次に建てる都市までの電力網代を払う必要があります

画像でライプツィヒ→ハレに建てる場合10+10で20エレクトロで済みますが、ライプツィヒ→ドレスデンと建てると10+13(電力網代)+10で33エレクトロかかります

ちなみにこのゲーム、第1~第3ステージという区切りがあり、始めのうちは(第1ステージでは)1つの地名には1つの都市しか建てられません

電力会社6

この都市接続表で常に各プレイヤーの都市数はチェックします

もし誰かが7軒目の都市を建てたらゲームは第2ステージという扱いになり、1つの地名に2人目のプレイヤーが都市を建設できるようになります
(1つの地名に2人目が都市を建てる場合は15エレクトロ)
※尚、1人のプレイヤーが1つの地名に2軒建てることはできません

建設が終わると次に収入を得られます

各プレイヤーはここで先ほど述べたように、発電所に従い資源を消費して自分の建てている都市に電力を供給します

ここで供給できた都市の数に応じて収入が得られます
※ちなみに資源が余分にあっても発電所が発電できるのは記載された都市数までです

収入を得た後は資源市場表に一定数の資源の補充と、発電所カードを更新します(一番大きな数字を山札の底に置き、新しい発電所カードを引く)

ここまでが1ラウンドという扱いで基本的にはこれを繰り返します

電力会社7

またラウンドの最初にはプレイの順番が変わります

プレイの順番はこのプレイ順番表で表され、多く都市を建設している人ほど早くなります

ここで重要なのはプレイの順番が早い方が実は不利だということです

最初の発電所購入のみ、この順番で購入権がありますが、その後の資源購入と都市建設は、このプレイ順番表の逆順になります

つまりプレイ順番表で早い位置にいる程、高騰した価格で資源を買わなければならなかったり、建てたい地名に他のプレイヤーが先に都市を建ててしまうことがあります

なのでこの辺りの駆け引きが重要と言えます

電力会社13

尚、第2ステージと違い第3ステージになるタイミングは、発電所の山札から第3ステージカードを引いた時となります

第3ステージになると1つの地名に3人目のプレイヤーが都市を建てることができます
(ただし3人目は20エレクトロかかります)

また購入できる発電所のレベルも上がるので、ここからが本番です

そして誰かが17軒目の都市を建てたラウンドが最終ラウンドになるのですが、17軒目を建てた人が勝利するわけではありません

最終ラウンドで最も多く都市に電力を供給できた人が勝つのです

つまり17軒以上の都市を建てたとしても資源不足だったり、発電所の能力で他のプレイヤーより劣っていると勝つことができないのです

なので後半になると発電都市数の多い発電所が物凄く高騰したり、他人を勝たせないように資源を買い占めて枯渇させたり、激しい争いになることは間違いありません

さあ、この現実的とも言える競争の中であなたは最高の電力会社を築けるでしょうか

電力会社プレイ記1

電力会社を私(黄・下)、ゲン(青・左上)、I氏(赤・右上)の3人でプレイ

おおまかなルールは電力会社ルール概要を参照

ボードはドイツマップを選択

画像15

最初の発電所購入、私はとりあえず石油火力発電所を購入

資源が多く必要だけどこれだけで2つの都市を発電できて強力

ゲンは石油・石炭複合火力発電所購入…石油でも石炭でも発電できて便利

環境団体に所属するI氏はゴミ火力発電所購入…化石燃料に手を出さないとはさすが(笑)

画像16

次の発電所購入で私は石炭火力発電所も購入、これも2都市発電タイプ

しかし見計らったようにゲンも石炭火力発電所購入、まずい…石炭の価格が高騰する

ここでI氏が新たに市場に出た風力発電所を購入、これもまた強力

画像17

発電所カードに必要資源のシンボルがない

そう、風力発電所は購入さえしてしまえば発電するのに資源が必要ないのである

I氏が節約モードに入る中、私は必要資源が多いため自給自足が精一杯の状況に

画像18

そうこうしている内にゲンが石炭市場を独占、私は更なる苦汁を強いられることに

画像19

I氏はと言えば、もはやゴミ火力発電所すら捨て完全エコ発電体制に…なんだコレ(笑)

画像20

追いつめられたキタ電は、ついにアレに手を出す…原子力発電所を購入(一番左)

原子力発電に必要なウランは序盤高いが後半になるほど手の届く価格に、そして発電効率も良い



 幹部「社長!市民は反対しておりますぞ!」

 キタ「やむを得ん、我々の存続のためにはこれしかないのだ」



環境団体の視線を無視し、核に手を出すキタ電…これで巻き返しを図る

画像21

一方、エコ発電で順調に都市数を伸ばすI電

離されることなくピッタリその後ろにつくゲン電

それを追いかけるキタ電

都市数が多くなるほど資源購入や都市建設が後手になるため状況は拮抗、事態は終盤戦へ

画像22

I氏は発電数を伸ばすため4都市発電可能なゴミ火力発電所を購入

相変わらずの環境重視、それでもゴミはI氏しか使用していない独占市場、強い

画像23

私も次々と市場に登場する強力な発電所を購入

もう発電所の煙突から出ている煙がなんだか凄いことに(笑)

ただ、序盤で資金不足に追われたキタ電は都市がまだ12都市しかなく、資源を持て余す状態

ここで終盤にしか市場に現れない唯一の発電所が波乱を呼ぶ

画像24

未来発電所?もう発電所の描写からツッコミどころしかない(笑)

建物のてっぺんに雷マーク、まさか雷発電?

画像25

ゲンがこの無条件に6都市発電できる未来(雷)発電所を購入し事態は一転

ゲン電が15都市発電可能な大企業となり勝利に王手をかける

しかし、ここで黙っているキタ電ではない

無題3

ゲン電が石炭を必要としていることに目をつけ、キタ電が石炭を買い占め

突然のオイルショック状態により、ゲン電の石炭火力発電所が稼働停止に

キタ電の陰謀により流れが変わる

…かに見えた

無題2

ここで突然I電が不穏な動きを見せる

ここまで完全な環境施策を取り続けたI電が市場に出た石油火力発電所をすかさず購入

しかも石油火力発電所の中で最高発電力を誇る6都市発電

これでI電が17都市発電可能に、更にはエコ発電で貯めていた資金で一気に17都市建設

予想外の事態に私、ゲンとも呆然



自動的に最終ラウンドとなり17都市発電したI氏の勝利!

…今回の敗因は環境団体が土壇場で有限資源(化石燃料)に手を出したことでした(笑)



バリエーション豊富な発電所選びの楽しさと

最後までわからない展開が面白かった

次こそはリベンジしたい…核の力を使ってでも(笑)

電力会社 プレイ記3

私(黄)、ニュクス(紫)、カニ(赤)、ジラ氏(緑)、ゲン(青)、カピバラ(黒)で電力会社をプレイ
MAXの6人プレイで使用するのはアメリカマップ

P1040343.jpg

6人なので1色使わないエリアを決める、今回は西の青エリアを使用せず

P1040344.jpg

1ラウンドが終了し、驚愕の発電所市場に気付く
固まっていたのか、シャッフルの仕方が悪かったのか、
序盤から強力な発電所が続出

P1040358.jpg

私は最初に需要の少ないゴミ火力発電所を取ったあと、
風力発電所を始め、省エネ発電所で資金を蓄える作戦

P1040359.jpg

しかし、ニュクスも追うようにゴミ火力発電所を購入し、ゴミの値段が高騰…ゴミなのに
そして、6都市発電可能な石炭火力発電所を手中に収める、これは強い
このゲーム、多少出遅れても最後のクライマックスでいかに発電都市数を増やせるかで決まる
その為には、レギュラーとなる3つの都市(5~7都市発電)を集められるかが重要なのである

P1040360.jpg

ジラ氏も最後のキーとなりうる5都市発電の石炭火力発電所を購入
価格が低下してきたウランに目を付け原子力発電所にも手を出し、チャンスを待つ

P1040361.jpg

カピバラ(黒)は風力発電所の中で最も強力な4都市発電可能のものを手に入れ、
5都市発電可能な原子力発電所も購入
ただ、都市数がトップのため高騰した値段で資源を買わざるを得ない、これがどう転ぶか

P1040363.jpg

カニは原子力発電所(4都市発電)とゴミ火力発電所(4都市発電)を購入し安定の供給力
ただ、最後に4都市発電の発電所がレギュラーとなりうるかがきわどいか
できれば後1つは6~7都市発電が欲しい所
そして、いつの間にかウランの値段に並ぶ金額になるゴミ

P1040365.jpg

ここであることに気付く、ゲンが石油火力発電所を独占している
敵対勢力がおらず石油を安値で購入し続けさせてしまっているのだ
そして、邪魔をしようにも石油火力発電所が出回っていない…しまった

P1040369.jpg

ただ、ゲンも現状では13都市発電しかできないため、
最後の発電(誰かが14都市建設)時に発電数で勝てない可能性が高い
少しでも発電数の多い発電所にする必要があるとゲンが石炭火力発電所を購入
だが、その隙は見逃さない、他5人が全力で石炭を買占めゲンの発電を阻止

P1040378.jpg

更に次のラウンドでは石油までも買占め、事態は混沌へ
まだ第2ステージということで、都市に2人までの発電所建設制限を利用し、
トップを走る東のゲン(青)とカピバラ(黒)の建設できる場所を、
私(黄)、カニ(赤)、ジラ氏(緑)、ニュクス(紫)の4人で封鎖
しかし、第3ステージになりついに14都市建設を許してしまう

P1040383.jpg

結果、ゲンとカピバラが14都市発電し、所持金の差でカピバラの勝利

6人だと14都市建設で終了するため、終了ラウンドが早く序盤の発電所選びが勝負を分けた
石油火力発電所の少なさに目を付けたゲンといち早く14都市発電可能な態勢を整えたカピバラ、
それに比べゴミ火力発電所で被っていた私、カニ、ニュクスは少し出遅れ気味だったかもしれない
ジラ氏は石炭火力発電所以外の発電所の発電都市数が2~3と、発電所に少し恵まれなかったか

今回は序盤からレベルの高い発電所ばかりで波乱の展開だった(たぶん私のせいだが笑)
次からはもっとよくシャッフルしておきます
まあたまにはこういう急展開もありということで

プロフィール

キタ

Author:キタ
ボドゲ歴:12年くらい

ボードゲーム、カードゲーム、脱出ゲーム等、アナログゲーム中心に好き勝手書いているブログです
割と身内向けの記事が多いです

マイナーなジャンルですが、TVゲームより洗練された世界の傑作アナログゲームの面白さを伝えられたらと思います

重量級ゲーム、瞬発系ゲーム、人狼系ゲームが特に好きです

追記:
リンク等随時更新していきます

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